家族写真を撮るということ
祖父の代から写真舘を営む我が家は、毎年元旦に家族写真を撮ることが恒例行事でした。
幼い頃はなんだか楽しくて、朝一番に家族写真を撮り おせちを食べて、ストーブの上でお餅を焼いて、アルバムを見て笑って、調子に乗りすぎて怒られて、泣いて、またすぐ笑う。
そんなお正月を過ごしていました。
中学生になった頃から、我が家のお正月がとても嫌いになりました。家族と過ごすよりも友達と遊ぶ方が大事でした。この頃の家族写真には不機嫌丸出しの醜い顔で写る私がいます。
私の顔と反するように何故か両親はいつもにこやかな優しい表情で写っています。
あれから約四十年・・・
カメラが身近になり『写真を撮ること』は大きく変化いたしました。しかし、『家族写真を撮る』という本質は変わっていない気がします。
家族の誰かが 誰かのことを想い みんなで写真を撮ろうと思うこと
面倒だと思いながらも、何とか参加してくれる子供たちや、子供たちの成長を想い、写真舘に訪れるお父さん、お母さん。
おじいちゃん、おばあちゃんも家族みんながそれぞれの気持ちを抱えて撮影します。
この様々な気持ちを含めて家族写真は完成です。
これからも続く家族にとって、今の最高の一枚・・・いつかの最高の一枚の為に。
家族写真を撮るということ を続けていきたいと思います。
写真舘を引き継いだ私も、もうすぐ銀婚式を迎える頃になりました。
元旦ではありませんが、年に一度家族写真を撮り続けております。
今のところ、みんな笑顔の家族写真です。
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